マンCが凄腕弁護士50人を雇って反撃か。UEFAとの争いの行方は? (5ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO


 マンチェスター・Cのチェアマンを務めるカルドゥーン・アル・ムバラク氏は、3000万ポンド(約43億円)を投下して世界有数の凄腕弁護士50名をかき集め、今後10年にわたりUEFAを訴える意向を示しているとも言われる。ソレコル氏が「資金力の勝負」と指摘している理由だ。

 では、スポーツ仲裁裁判所で処分が1年に軽減された場合はどうなるか。マンチェスター・Cとしては、ダメージを最小限に抑えられるだろう。

 たとえば、スポーツ仲裁裁判所の決定が来季開始以降までずれ込めば、来シーズンもCLに出場できる。出場停止が1年であれば、選手の流出も最小限に抑えられるかもしれない。

 また、出場停止処分を受ける前から、契約満了となる来季限りでの退任説が囁かれているグアルディオラ監督も、ひょっとしたら契約更新に考えが傾くこともありえる。あるいはそれも不服として、マンチェスター・Cはスイスの最高裁に控訴するか。

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