バルサ「強奪」ストライカーがデビュー。
大勝も場外乱闘は終わらない

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 リーガ・エスパニョーラ第25節、バルセロナは本拠地カンプノウにエイバルを迎え、5-0で大勝している。エイバルの寄せがいくらか甘かったことはあったか。エースのリオネル・メッシは4得点でゴールショーの主役となった。MFとDFの間に入り、巧妙にボールを受けるとトップスピードに入り、前を阻むディフェンダーを"瞬殺"した。

 そして後半27分には、レガネスから緊急的に移籍してきたデンマーク代表FWマルティン・ブライスワイトが、アントワーヌ・グリーズマンに代わってバルサデビューを飾っている。ブライスワイトは18分間出場し、2得点に絡み、宴に花を添えている。さらに、抜け出してから際どいシュートを放つなど、実力の一端は示した。

レガネスからレガネスから 騒動の渦中にあるバルサの喧騒を鎮める勝利になったのか――。 

 エイバル戦を前に、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長のバルサは足元が揺らぐような疑惑の目を向けられている。

「バルサ首脳陣が、保身のためにネガティブキャンペーンを張っていた」

1 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る