植田直通と鈴木優磨、元アントラーズ盟友のバトルは見応え十分だった (6ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO


 監督も次に切り替えようと、声をかけてくれた。そういうこともあって、次の一戦に集中しようという気持ち作りができていると思う。

 なにより今、選手が危機感を持ってやっている。トレーニングでも激しさが増してきているので、そういったものが試合に出てきていると、みんなも気づいてきている。やっぱり、練習の大切さを感じます」

 シュトルク監督はチームの雰囲気作りのうまい指揮官だ。第11節からセルクル・ブルージュの指揮官に就任後、個の力の勢いで打開しようとしていたチームを、規律と組織のあるアグレッシブなサッカーに作り直した。

「(シュトルク監督は)ドイツ人監督ですが、日本人に似ているところがたくさんあって、規律がかなり厳しい。ただ、自分たちがやりやすいように明確にしてくれるから、やることがハッキリしています。また、相手のフォーメーションによって守備のハメ方なども、毎回丁寧に説明してくれる」

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