南野拓実、メンバー外の理由。露わになったリバプールの「壁の高さ」 (2ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO


 ここまで、リバプールは負傷者に悩まされてきた。MFナビ・ケイタは、股関節痛で1月2日〜28日まで離脱。MFファビーニョもひざのケガで11月30日〜1月18日まで出場できなかった。FWジェルダン・シャキリはまだ復帰していないが、選手たちが代わる代わる戦列に戻り、フルメンバーがようやく揃うことになった。

 南野が登録メンバーから外れ、あらためて浮き彫りになったのは、リバプールの「壁の高さ」だ。

 ノリッジ戦のベンチメンバーは、GKアドリアン、DFデヤン・ロブレン、MFファビーニョ、MFミルナー、MFアダム・ララナ、FWマネ、FWディボック・オリジの7人。「直前までコンディションを見極める」(英BBC放送)としていたマネが最終的に登録メンバーに入り、南野がベンチ外になったと思われる。そして、そのマネが後半から途中出場し、決勝ゴールを叩き込んだ。

 リバプールにはモハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、マネの強力3トップがいるのは言うまでもなく、控え陣にも優れた代表クラスが揃う。既存戦力が戦列に戻ってきたことで、今後も南野は「ベンチに入れるか、入れないか」の当落線上に置かれることになりそうだ。

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