森岡亮太は「新しい自分を発見した」。いぶし銀のプレーを連発! (4ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

「あそこは僕が(右に出て)行って、(マークが)ずれていくしかない状況だった。相手のボールを奪ったところをしっかりカットし切るシチュエーションだったと思います」

 シャルルロワのサッカーは、攻守ともに強度の高いプレーで一気呵成のカウンターから相手を仕留めるというものだ。森岡のプレーには、相手ボールをカットし切ってからカウンターの起点になろうとする意図が表われていた。

 森岡がアンデルレヒトからシャルルロワに移ったのは、昨年1月末のこと。あれから、ちょうど1年が過ぎた。

「ポジションを変わって、また新しい自分を発見できたりしました。充実しています。自分のやりたいことと、ポジションの兼ね合いがマッチしている」

 それは、何を指すのだろうか?

「できるだけボールを触って、ゲームをコントロールしていきたい。前はナンバー10(トップ下)のポジションでしたけれど、ナンバー9(ストライカー)っぽくプレーすることを求められていたので、そのようにプレーしていましたから。

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