森岡亮太は「新しい自分を発見した」。いぶし銀のプレーを連発! (2ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

 この両者が2月1日、ゲンクのルミナス・アレーナで激突した。

 6位ゲンクは前節のゲント戦で1-4と完敗したため、そのリベンジに燃えていただろう。キックオフからゲンクは猛攻を仕掛け、4分には伊東のヒールキックから右SBのヨアキム・マーレが抜け出し、最後はMFパトリック・フロショフスキーがゴールを決めたかに見えた。しかし、惜しくもオフサイド。さらに15分にはPKも得たが、これは左SBのイェレ・ウロネンが失敗した。

 一方、首位クラブ・ブルージュとの激闘(0-0)から中2日と、シャルルロワはリカバリーに不安があった。だが、ボランチの森岡のところでボールを溜めたり散らしたりしながら、徐々にゲンクの勢いを弱めて中和していった。

 しかし、ゲンクがついに膠着状態を打開する。40分にマーレとのコンビで伊東が右サイドをドリブル突破し、最後はフロショフスキーがゴールを決めた。これで、伊東は今季7アシスト目。

 年明け初戦のズルテ・ワレヘム戦で1ゴール。前節のゲント戦はアシストこそつかなかったものの、突破力を生かしてFWデオ・ボンゴンダのゴールをお膳立てした。今年に入ってから、伊東は毎試合ゴールに絡んでいる。

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