吉田麻也が南野拓実にエール「こういう時が一番、選手として伸びる」 (4ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO


 もちろん、現時点では仕方がない面もある。試合展開もプレースピードも速いプレミアリーグは、順応に3〜6カ月の時間が必要と言われる。

 そのなかでも、リバプールの"速さ"は別格。今やレギュラーに定着したブラジル代表MFファビーニョも、チームのプレーに順応するのに半年かかった。南野もリバプールのプレーテンポに合わせ、感覚的に動けるようになるには、もう少し時間がかかりそうだ。吉田は言う。

「テレビで見ていても、(南野のプレーに)若干遅れを感じました。あそこでテンポダウンしてしまう。ちょっと探り、探りやっている感じがありました。でも、僕が思うに(もっと)ガンガン行ってもいい。というのも、周りの選手が合わせてくれるから。そうやっても大丈夫だと思いますよ」

 日本代表の一員として戦った昨年11月のカタールW杯アジア2次予選以来、吉田と南野は顔を合わせていない。リバプールへの入団が決まった後も会っておらず、プレミアの先輩である吉田は、とくにアドバイスも送っていないという。

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