18歳の久保建英とロドリゴ。
それぞれの「選択」が道を切り開く (3ページ目)
「こんなにうまくいくとは思わなかった」
そう洩らしたロドリゴは、次節ベティス戦でも先発出場を果たすと、続くCLガラタサライ戦ではハットトリックを達成。今のところ残留という選択が正しかったことを示している。
一方で10月31日、マジョルカの久保はオサスナ戦でベンチに入るも、出場機会はなかった。2-2とどちらも譲らない試合。強度の高い接戦で、監督に選ばれていない。しかしこれはミッドウィークでの試合で、11月3日に行なわれた次節バジャドリード戦は「ターンオーバー」の既定路線で先発した。マジョルカは3-0で敗れ、その評価は厳しかったものの、長いシーズン、一喜一憂すべきではない。「たら、れば」に意味はない。
1部での出場時間では、久保はロドリゴより2倍以上も長い。自らのドラマをハッピーエンドにするために――。彼は彼の道を進んでいる。
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