2018.11.30

混戦CLで注目はアヤックス。
オランダ勢で12季ぶりベスト16進出

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki photo by Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)はグループリーグの第5節を終了し、全8グループ中5グループで上位2位以内が確定。計12チームがベスト16入りを決めた。逆に、最終節を待たずに13チームの脱落が決まった。上位と下位との格差が広がる傾向は年々深まるばかり。これでは、CLは決勝トーナメントでベスト16以降の戦いを見れば十分という話になりかねない。

 すでにベスト16入りを確定させたのは、アトレティコ・マドリード、バルセロナ、レアル・マドリード(以上スペイン)、ドルトムント、シャルケ、バイエルン(以上ドイツ)、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド(以上イングランド)、ローマ、ユベントス(以上イタリア)、ポルト(ポルトガル)、アヤックス(オランダ)の12チームだ。

 残りの4枠を、トットナム・ホットスパー(イングランド)とインテル(イタリア)=グループB(1枠)、ナポリ(イタリア)、パリ・サンジェルマン(フランス)、リバプール(イングランド)=グループC(2枠)、リヨン(フランス)とシャフタール(ウクライナ)=グループF(1枠)で争う展開だ。

AEKアテネを破り、決勝トーナメント進出を決めたアヤックス ベスト16入りを決めた顔ぶれの中で、もっとも新鮮というか、懐かしく映るのはアヤックスだ。その決勝トーナメント進出は2005-06以来、実に13シーズンぶり。オランダ勢としても2006-07のPSV以来、12シーズンぶりとなる。

 アヤックスといえば、過去4回、欧州一に輝いた実績がある古豪だ。なにより世界に向けて誇るべきは、サッカーの従来の価値観を180度変えたとされるトータルフットボールをひっさげて、チャンピオンズカップで3連覇(1970-71、71-72、72-73)を達成したヨハン・クライフの時代になる。