2018.11.01

カップ戦先発の香川真司が苦境を語る。
「ここで負けたら自分は終わる」

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 ドイツ杯2回戦ドルトムント対ウニオン・ベルリンは、延長戦の末、ドルトムントが3-2で勝利を収めた。

 今季は両チームとも好調で、ドルトムントは1部、ウニオンは2部でともにここまで無敗を誇る。積極的なプレスでコンパクトな守備を見せるウニオンに、ドルトムントは手を焼いた。試合後、ドルトムントのルシアン・ファブレ監督は「ときに我々はとても混乱していた。結局は大丈夫だったけど」と語っている。

 ドルトムントはリーグ戦からメンバーを大幅に入れ替えてこの試合に臨んだ。GKにマルヴィン・ヒッツを、ボランチにユリアン・ヴァイグルを、そして2列目には香川真司を配した。メンバーを替えたこととウニオンの善戦で、今季ここまでの豪快でスムーズな攻撃は見られなかった。

ドイツ杯ウニオン・ベルリン戦に先発した香川真司 ドルトムントは前半40分、左クロスに香川が頭で合わせたが、これはGKの正面に。だが、そのこぼれ球をクリスティアン・プリシッチが押し込んで先制する。ところが後半になると追いつかれ、いったんはマキシミリアン・フィリップのゴールで勝ち越すものの、再び88分に追いつかれて延長戦へ突入する。延長戦で互いに4人目の交代枠を使う総力戦となったが、試合終了直前にドルトムントがPKを獲得。マルコ・ロイスがこれを落ち着いて決め、ようやく試合をものにした。

 ドルトムントは先週末のヘルタ・ベルリン戦に引き分け、この日も劇的な幕切れとはいえ、格下のチームに90分で勝ち切れなかった。開幕から飛ばしてきたチームの勢いに、少し影がさしているところだ。控え選手にとってはポジション奪回のチャンスだろう。