2018.10.29

ニューカッスルいまだ未勝利。
武藤嘉紀「FWとして0点は責任がある」

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 ニューカッスル・ユナイテッドは、またしても今シーズン初勝利を挙げられなかった。

 10月27日に行なわれたプレミアリーグ第10節のサウサンプトン戦。試合はサウサンプトンのペースで進み、ニューカッスルは苦戦を強いられた。

サウサンプトン戦で武藤嘉紀は果敢にアタックを試みるものの...... シュート数は、サウサンプトンの「22本」に対し、ニューカッスルは約4分の1の「6本」。それでも、サウサンプトンの決定力不足に助けられ、0-0のスコアレスドローで試合終了のホイッスルを聞いた。

 この結果、第10節を終えて7敗3分の未勝利──。本節でも今季初勝利を掴めず、順位も降格圏に沈んだままだ。

 しかし、記者会見時のラファエル・ベニテス監督をはじめ、試合後のニューカッスル一行はドローの結果を前向きに捉えていた。勝利できなかったことに悔しさを見せながらも、むしろ連敗を3で止めたことにチーム全体がホッとしている様子だった。武藤嘉紀の囲み取材中、日本代表FWに「ヨシー!」と笑顔で声をかけてきたMFジョンジョ・シェルビーにも、同様の印象を抱いた。

 2トップの一角として先発した武藤も言う。

「勝利が遠いです。でも、この勝ち点1は『よし』としないと。もちろん、勝ち点3を取らなきゃいけなかったけど、終わったあとの表情はみんな悪くなかった。勝たないと悔しいし、点を獲らないと悔しい。だけど、みんなと勝ち点を重ねることは非常に重要です。次の試合、ホームのファンの前で初勝利を届けられたらいいなと思います」

 だが、サウサンプトン戦で課題が解決したわけではない。前節のブライトン戦に続いて攻撃の狙いは見えず、単調なアタックを繰り返した。3、4人が絡む連動したアタックは皆無で、闇雲にロングボールやクロスボールを放り込むシーンは、一度や二度ではなかった。