2018.10.26

失われたモウリーニョのカリスマ性。
CLで明暗が分かれるプレミア勢

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki photo by Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)は、グループリーグ第3節が終了。全チームがひととおり対戦し、2018-19シーズンの輪郭がおぼろげながら見えてきた。

ホームでユベントスに敗れたマンチェスター・ユナイテッドのジョセ・モウリーニョ監督 レアル・マドリードの4連覇なるか。今季の最大のテーマはこれになる。監督がジネディーヌ・ジダンからフレン・フレン・ロペテギに交代。クリスティアーノ・ロナウドはユベントスへ移籍した。ロナウドに代わる大物を獲得したわけでもないので、ある程度の戦力ダウンはやむを得ない。それがどの程度で収まるのか。冬の移籍でどこまで回復するか。国内リーグの成績は現在7位。その前に監督が更迭されてしまう可能性もある、なんとも言えない状況だ。

 4シーズン前(2014-15)の覇者・バルセロナは、今季獲得したアルトゥールがチームに馴染み、右肩下がりの傾向に歯止めが掛かったように見えるが、優勝候補の本命というほど絶対的な強さを感じない。リオネル・メッシ、ルイス・スアレスに依存する体質に変化はない。

 その前の2013-14シーズンの覇者はレアル・マドリードなので、過去5シーズン、優勝チームはスペインから出ていることになる。その間、アトレティコ・マドリードも2度準優勝に輝いている。スペインはまさに時代を謳歌してきたが、翳りが見えていることも事実。その流れは進行していくのか。今季の見どころはそこになる。そしてそのスペインに取って代わるのはどこなのか。

 スペインがUEFAランキングで首位に立ったのは2013年で、それ以前の5年間はイングランドの時代だった(このランキングは過去5シーズンの集計なので、多少のタイムラグがある)。さらにその前はスペインだったので、流れはスペイン→イングランド→スペインだった。