2018.06.24

W杯メンバー落選から切り替えた堂安律。
その最終目標がデカすぎる!

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

堂安律インタビュー@後編

 19歳で海を渡った堂安律は、新天地フローニンゲンの中心選手として結果を残し、シーズン終盤にはガンバ大阪からの完全移籍を勝ち取ることに成功した。

 しかし、充実したシーズンのなかにはいいときもあれば、悪いときもあった。とりわけ移籍当初はチームメイトとのコミュニケーションがうまくとれず、楽しく感じられない毎日を過ごすこととなったという。そんなどん底の状態から、いかにして這い上がり、成功を掴み取ることができたのか?

 日本サッカー界の期待の星が、オランダで過ごした1年を振り返り、日本代表を含めた今後の目標を熱く語ってくれた。

「堂安律インタビュー@前編」はこちら>>>

堂安律は今後どのようなビジョンを描いているのか―― そもそもフローニンゲンに移籍する経緯を聞きたいのですが、もともと海外志向が強かったのですか?

堂安律(以下:堂安) 強かったですね。ガンバのジュニアユースでスペインなど海外遠征によく出掛けていたので、中学生のころからそういう気持ちがあったと思います。あとは、バルセロナを好きになってから、「いつかバルサに勝ちたい」と思うようになり、ますます海外でプレーしたいという気持ちが強くなりました。もちろん、アンダー世代の日本代表として外国チームと対戦したことも影響したと思います。

―― 移籍するにあたり、フローニンゲン以外のクラブからのオファーはありましたか?

堂安 その1年前に、PSV(オランダ)から話がありました。でも、そのときはクラブから「まだ無理。出さへん」って即答されました(笑)。そこで、「来年はワールドユース(2017年U-20ワールドカップ)があるから、活躍次第で行かせてください」と伝えました。

―― 日本でプレーしていたら成長できないと感じたのですか?

堂安 いや、そういうことではないんです。ただ、日本にいたら楽しいけど、サッカーが本気でできないような気がして……。やっぱり、ヨーロッパに行くとやることはサッカーしかないし、1日のほとんどの時間をサッカーのために費やすことになると思っていて。実際、誘惑がない世界に行くことができたことが自分にはよかったと、実感しています。