2018.05.18

酒井宏樹、日本人2人目の欧州タイトルを
獲り逃がすも「不満はない」

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki 中島大介●撮影 photo by Nakashima Daisuke

 現地時間5月16日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)の決勝が行なわれ、アトレティコ・マドリードがマルセイユを3-0で下し、2011-12シーズン以来、3度目の優勝を果たした。

 終わってみれば、アトレティコの圧勝だった。

シメオネ監督率いるアトレティコ・マドリードが今季ELを制覇した 戦前の下馬評ではアトレティコ優位も、今季ELの決勝開催地は、フランスのリヨン。マルセイユには圧倒的な地の利があった。加えて、マルセイユが劇的な勝利を積み重ねて決勝まで勝ち上がってきた勢いは侮れず、番狂わせが起きる可能性もそれほど低くはないかに思われた。

 実際、8割方マルセイユサポーターで埋まったスタンドの大声援を背に、試合序盤、攻勢に立ったのはマルセイユだった。

 最初の決定機は試合開始直後の4分、FWディミトリ・パイエが、FWフロリアン・トヴァンとのパス交換でバイタルエリアに進入すると、タイミングよく最前線のFWヴァレール・ジェルマンへスルーパス。ジェルマンはDFラインの裏へきれいに抜け出し、GKと1対1の状況を迎えた。

 しかし、シュートは大きく枠の外へ。マルセイユは絶好の先制機を逸した。