ブンデス日本人8選手を採点。
武藤、伊藤は合格も、代表常連たちは... (4ページ目)
酒井高徳(ハンブルガーSV)【5.5】
キャプテンを任されながら、チームは史上初の2部降格。辛めの採点となったのはそのためだ。酒井自身、今季の序盤は不調に見舞われ、マルクス・ギズドル監督から「さすがにかばいきれない」とまで言われたという。
その後も調子に波があり、なかなか安定したプレーを見せることはできなかった。特にサイドバックに入った際は、守備と攻撃参加のバランスが悪く、チームの穴になることもあった。とはいえ、サイドバックもボランチもこなせるのは、日本代表においても貴重な存在のはず。早くモードを切り替えてほしい。
伊藤達哉(ハンブルガーSV)【6.5】
ブンデスリーガに久々にフレッシュな日本人選手が現れた。Jリーグのトップチームを経ずに、高校3年でハンブルガーSVのU-19入り。3年目となる今季は、シーズン半ばからトップチームで活躍した。特に今季3人目となるクリスチャン・ティッツ監督が就任してからは完全にレギュラーを獲得。最終節ボルシアMG戦でもルイス・ホルトビーの決勝点を演出した。
タグホイヤーの冠がついたブンデスリーガのルーキーアワードにも、ヴォルフスブルクのブラジル五輪代表ウィリアン、レバークーゼンのギリシャ代表パナギオティス・レトソスとともにノミネートされている。
大迫勇也(ケルン)【5.5】
シーズンイン直前にコンタクトプレーによって負傷。その後も肺炎、食あたりと、不運な災難に襲われたシーズンだった。そんななかで25試合出場4得点。そこまで悪い数字ではないが、2トップの一角、もしくは2列目で起用される選手としてはやはり物足りない。
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