2018.04.06

現地取材。ポーランドは日本を
ナメているか、それとも警戒しているか

  • 山口裕平●文 text by Yamaguchi Yuhei photo by MB Media/Getty Images

「ロシアW杯グループリーグ突破は最低限の目標」と口を揃えるポーランドのサッカー関係者や記者たちは、対戦国の動向に注目している。3月27日、ポーランド対韓国戦を取材するためポーランドを訪れた日本の報道陣は、現地メディアからポーランド代表への印象を問われることになった。

 一方で日本代表のマリ戦、ウクライナ戦は、自分たちがグループリーグ突破の有力候補だと考えるポーランドメディアの確信を強める結果になったようだ。ポーランド公共放送TVPはウクライナ戦について、「日本の平凡な試合。このアジア人たちはウクライナより酷い」と、日本がW杯出場を逃したウクライナに敗れたことを報じた。

 またポーランド最古にして現在唯一の日刊スポーツ紙「プルゼグラッド・スポートビー」は、6面の約3分の2を日本対ウクライナ戦のリポートに割いたが、「サムライたちのバッドなシリーズ。我々のライバル日本代表は、またも日本のファンをがっかりさせた」と記した。

 ただし、代表チームの選手や監督、スタッフは日本に対する警戒を緩めていない。ロベルト・レバンドフスキは「日本の方が(ウクライナより)少し優れているし、より速くプレーする。もちろんそれは意識しておかなければならない」と、日本をリスペクトするコメントを残ししている。

仮想日本の韓国戦で先制ゴールを決めたロベルト・レバンドフスキ 日本を想定した韓国との親善試合で、ポーランドは苦しみながらも3-2で勝利した。レバンドフスキの先制ゴールなどで前半に2点をリードしたポーランドは、終盤、立て続けにゴールを許して追いつかれるが、ロスタイムにピオトル・ジエリンスキが決勝点を奪って勝ち切った。