原口が「代表への強い想い」を告白。
日本人2人がブンデス2部優勝へ (3ページ目)
一方、同じく先発した宇佐美貴史は75分で交代した。試合終盤になれば相手の守備にもほころびが出で得点チャンスは増える。その時間帯までプレーさせてほしいというのが宇佐美の本音だが、同時に自らの課題を次のようにとらえている。
「個で打開していくというシーンももちろんですけど、バイタルのところで受けてアシストするとか、クロス一発でチャンスを作ってアシストするとかも必要。セットプレーやクロス、連係というところで、プラスアルファでもう少し仕掛けてシュートまでもっていくシーンというのが、左と右、どちら(でプレーする)にも必要かなと思います。
俺は左のときは迷わずいきますけど、そこで縦にいくことの思い切りのよさもまだハマり切っていない。そこさえハマれればパーフェクトだと思いますし、今、自分が右でやっている伸びしろかなと思います。そこがついてくれば、より怖さを出せると思います」
ドリブルで怖い選手になるという域に到達してないことは認識している。途中交代へのストレスもあるようだが、あえてこんなことを言うのが宇佐美らしい。
「90分出たいというのは本音です。ただ、それを出さずにポジティブにやり続けるか、ネガティブな姿勢を出してしまうか、選手は2つに分かれると思いますけど、ネガティブな姿勢や言動を出すつもりはないです」
おそらく、これまではそんな感情をコントロールすることができなかったのだろう。そこに成長のあとがうかがえる。
チームは優勝へ向けていよいよ正念場を迎える。2人がヒーローになる可能性も十分にある。
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