大勝したエイバル乾貴士、移籍の噂を
否定。「適当なこと書かないで」
「よかったですね。勝てたのもそうだし、勝ち方もすごくよかった。ま、パーフェクトな試合ができたと思います」
リーガエスパニョーラ第22節、エイバル対セビージャ。エイバルは昨年のベティス戦に続き、プリメーラ(1部)で2度目となる1試合5得点を決め、5対1と大勝した。試合後のミックスゾーンで、乾貴士はチームのパフォーマンスに合格点を与えるコメントをしたが、自身のパフォーマンスには納得していなかった。
セビージャ戦にフル出場、5対1の大勝に貢献した乾貴士「今日はこの前の2試合に比べればまだマシだったと思う。ただ、もっとできたところもあったと思うので、反省するところはいっぱいある」
この試合で、エイバルの背番号8番はチームに勢いをつける2点目に関与した。18分、シャルレスのくさびとなるプレーからボールを受けた乾は、勢いそのままにスピードに乗ったドリブルでエリア内に侵入し、ホセ・アンヘル・"コテ"にボールをつなぐ。そのクロスをファビアン・オレジャーナがダイレクトで合わせて2点目が生まれた。
乾のドリブルに対峙したセビージャのミゲル・ラユンは、突破を阻止するために右に左に無様なステップを踏まざるをえず、滑稽なダンスを踊っているようだった。
その場面だけでなく、オレジャーナへの正確なサイドチェンジ、ピタッと足に吸い付くようなトラップなど、乾が見せたプレーは、雪化粧された山間(やまあい)の街の小さなスタジアム、イプルアのエイバルサポーターを何度も沸かせた。
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