香川真司が「オーバメヤンのいない
ドルトムント」で求められること
ブンデスリーガ第19節、ヘルタ・ベルリン対ドルトムント戦で、香川真司が今季リーグ戦4点目を挙げた。だが、結果は1-1で、ドルトムントは今年に入って2戦連続の引き分けとなった。
去年の最終戦だったドイツ杯バイエルン戦に敗れたことを含めて、これで公式戦3戦続けて、勝ちがない。ペーター・シュテーガーが新監督に就任し、どうにか立て直されたかに見えたチームは、再び壁にぶつかっているのか。それとも、長いシーズンのちょっとしたつまずきに過ぎないのか。
ヘルタ戦でヘディングのゴールを決めた香川真司
試合後、息を切らせたままの香川はこう言う。
「ちょっと質が......最後のところが上がってないですね」
最後の質が上がらない、すなわちゴール前の精度が欠けているということには大きな理由がある。前半戦で13得点を挙げている絶対的エース、オーバメヤンの不在だ。
もともとオーバメヤンとクラブとの間にあった不協和音は大きくなる一方で、ここへきてアーセナルへの移籍が確実視されている。シュポルトビルト紙などは、移籍は週内にも成立するのではないかと報じているが、現時点でまだ発表はない。
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