今すぐ誰かに話したい。ロシアW杯で起きる、
恐るべき因縁のジンクス
前回大会ではドイツが圧倒的な強さを見せたが...。photo by Getty Images 2018年ロシアW杯の組み合わせが決まった。
そして今回も、思わぬ巡り合わせや因縁のある、興味深い組み合わせが多数生まれた。そんなちょっとした"豆知識"を各グループごとに紹介していきたい。
サウジが引いた開幕戦の「貧乏クジ」
◆グループA(FIFAランク平均43.75)
ロシア(65)、サウジアラビア(63)、エジプト(30)、ウルグアイ(17)
※( )の内の数字はシード分けに用いられた10月のFIFAランキング。最新とは異なる。以下同。
開幕戦は、開催国ロシアvsサウジアラビアというカードに決まった。ロシア大会で21回目となるW杯だが、実はアジア勢が開幕戦に登場するのは史上初めてのことだ。
開催国が開幕戦に登場するのは、過去9回あって6勝3分と無敗。ロシアはソ連時代の1970年メキシコ大会で開幕戦を経験しており、そのときはメキシコとスコアレスドローに終わっている。ちなみに、今年行なわれた自国開催のコンフェデレーションズカップ開幕戦では、ニュージーランドと対戦して2-0と勝利した。
【W杯開幕戦における開催国の無敗記録】(左側が開催国)
1934年=イタリア7○1アメリカ※
1950年=ブラジル4○0メキシコ
1958年=スウェーデン3○0メキシコ
1962年=チリ3○1スイス※
1966年=イングランド0△0ウルグアイ
1970年=メキシコ0△0ソ連
2006年=ドイツ4○2コスタリカ
2010年=南アフリカ1△1メキシコ
2014年=ブラジル3○1クロアチア
※1934年は開幕戦が8試合同時、1962年は開幕戦が4試合同時に行なわれている。
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