香川真司の再スタートは、ハリルに
「落選」を後悔させるプレーできず (3ページ目)
「少し(メンタルが)落ちているところはあると思っています。あとは、こういう試合になったときに、細かいところのポジショニングであったり、攻撃も守備も細かいところでサポートに入る姿勢であったり、ビハインドを背負っていたら、そういうところがどうしても消極的になりがちになる。そういうところで、どれだけ思い切ってやれるか。みんながやれなくても、(自分は)それをやろうとしなきゃいけないですし、それは自分に求められていること。どれだけリスクを背負いながら打開策を見出していけるかという意味では、個人的なリスクを負う姿勢が必要だと思います」
だが、そのように自らの役割を自覚していた香川自身のプレーも冴えず、63分に交代。チームは1-2で敗れた。
「次の3月(次回の代表合宿)までやり続けるだけですし、その1歩目として、もちろん勝ちたかったですけど、それはしょうがない。次のチャンピオンズリーグ(CL)に切り替えたい。チームがこういう状況だからこそ、ひとりひとりがより頑張るというのをピッチの上で示していかないと。誰ひとり諦めていないし、気持ちが強い選手が多いので、あとはそれを結果として実らせるように、もうひと頑張りしたいと思います」
このあとドルトムントはCLのトッテナム戦、シャルケとのレヴィアダービーと、重要な試合が続く。チームに厳しい視線が向けられている一方、ひとつの勝利が流れを大きく変えるチャンスでもある。ドルトムントと香川は試練の時期を迎えた。
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