2017.11.08

ブラジル戦へ、スペイン人戦略家が語る
「ハリルJは誰を使うべきか」

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki 山添敏央●写真 photo by Yamazoe Toshio

ミケル・エチャリが語る「ハリルジャパンの課題」(前編)

 来年のロシアW杯に向け、ブラジル、ベルギーという強豪国と腕試しをするハリルジャパン。今後は、世界と戦うための戦略を整えていくことになるだろう。そこで、リーガエスパニョーラのレアル・ソシエダ、エイバル、アラベスで強化部長、監督、育成部長などを歴任してきた「スペインの目利き」ミケル・エチャリに、ハリルジャパンの現状と修正点について聞いた。

「ベンチでのハリルホジッチ監督はプレーごとのアクションが大きい。感情の揺れが見えてしまう。これは旧ユーゴスラビア出身の指導者に共通する点で、血気盛んだとも言えるのだが……」

 日本のアジア最終予選と、直近の親善試合はすべてチェックしているエチャリはそう言って、まずはヴァイッド・ハリルホジッチ監督の印象について批評をしている。ありあまるエモーションはチームを活性化させることもあるが、不安定にさせることもある。激情タイプの監督は、そういうメリット、デメリットを持っているということだろう。

ベンチを飛び出して指示を飛ばすハリルホジッチ監督

「私は監督の仕事をリスペクトしたい。指導者にはそれぞれキャラクター、アイデアがあるからね。ただ、日本は守備面のバランスが崩れてきているのが、少し心配だ。サッカーでは、安定した守備がいい攻撃を創り出すのだ」