メッシには従うが、カバーニは認めん。パリの新王様・ネイマールの野望 (4ページ目)

  • 沢田啓明●文 text by Sawada Hiroaki photo by Sano Miki

 PSGは現在、リーグアンでもCLでも快進撃を続けている。その原動力は、ネイマール、カバーニ、ムバッペの3トップによる破壊的な攻撃力だ。だが、これから試合を重ねるうち、「PSGの玉座(ぎょくざ)を巡る争い」の行方も次第に明らかになるだろう。

 ネイマールは、「自分が中心となってPSGを欧州(ひいては世界)の頂点に導き、来年のW杯ではブラジル代表を率いて優勝し、名実ともに世界一の選手になる」という野望を抱いている。そのための第一歩がPSGの王様になることなのだから、譲れるはずがないのだ。

 この"縛り"がネイマールの成長をさらに加速させるのか。あるいはカバーニの"反撃"があるのか。世界サッカー界に新たな"見どころ"が加わった。

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