悩み深める岡崎慎司。「スーパーゴール」直後の試合でも45分交代 (5ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by Getty Images

「今の立ち位置を変えるには、『何試合もゴールを決める』、もしくは『定期的にゴールを決める』。1シーズンで10ゴール以上獲ったときに何か変わるかもしれないですけど、それはすっごいハードルが高いですよね。もちろん、それを追い求めるために来ましたけど、モチベーションをそのまま保てるかと言ったら、なかなか難しいもので......。どこかでストレスが溜まるし、動けなくなる瞬間もある。

 でも、決定機を外してしまったときは、やっぱり自分の責任だと思って、またモチベーションが蘇ってくる。そして、ゴール決めて......。それの繰り返しをしてきた。ただ、いつになったら......と思うときがある」

 献身的な動きでチームを支えなければという責任感と、ストライカーとしてゴールを獲りたいという強い気持ち。ゴールを決めた直後の試合を45分間だけで終えてしまうやり切れなさと、ストライカーとして自分の可能性にかけてほしいという欲求――。

 さまざまな思いに揺れたトッテナム戦であった。

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