タラゴナ鈴木大輔に聞く「リーガの2部って、どんなサッカーですか」 (2ページ目)

  • 山本孔一●文 text by Yamamoto Koichi photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

――セグンダとはいえレベルは高い?

「非常に高いと感じています。ほんと、こっち来て、やられることばっかりです。毎試合毎試合やられたな、と。その分、自分の引き出しは多くなっているとは思っています」

――攻めにしても、いろいろな角度から攻めてきますよね。

「あります。うまそうに見えなくても体の入れ方がしっかりしてるとか、ボールを失わないことに関しては体に染み付いているのかな、と。取れると思ったボールも、クルッとターンされてかわされたりすることが、最初からあった。

――例えば、ルイス・スアレス(バルセロナ)などは、CBとしては最もやりにくい相手なんでしょうね。

「そうですね。まず体をぶつけて、自分の間合いを作ってから、相手が来たタイミングでクルッと反転する。日本にも同じようなFWがいるとは思うけど、こっちはもっと慣れているというか、それを好む選手が多いですね」

――空間を支配するという感覚ですか。

「ボールが入る前に勝負がついているというか。だから、こっちもボールが入る前に勝負をつけにいかないといけない。それには自分の間合いを理解していないといけない。そのレベルになると、相手はDFを見ないで、感じてやってくる。そういうのはすごいなと思います」

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