チェルシーを猛追するトッテナム。今季こそ、奇跡の逆転優勝なるか (2ページ目)
そして両チームは、4月22日にFAカップの準決勝で激突。プレミアリーグの1位と2位による注目の一戦は、聖地ウェンブリーに両クラブの全公式戦を通じて今季最多となる8万6000人強の観衆を集めた。
就任1年目にリーグとカップの2冠を視野に入れるコンテ監督は、この大一番にコスタとアザールを先発から外して臨み、これには多くの人々が首をかしげた。監督自身も認めるように、勢いはトッテナムにある。そんな相手に、チャンピオンズリーグが控えているわけでもないのに、ベストメンバーで臨まなかったのだ。
ところが、この采配は吉と出る。コスタの代わりにセンターフォワードを務めたミチ・バチュアイが序盤からキレのある動きで相手守備陣を翻弄し、アザールの代役のウィリアンが5分に直接FKを沈めて先制に成功。その後はシーソーゲームとなり、2-2で迎えた61分にコンテ監督はコスタとアザールを投入する。終盤にそのアザールが1得点1アシストと期待通りの活躍を見せ、チェルシーは4-2の勝利を収めた。
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