小林祐希がヘーレンフェーンの
「リーダー&夕食番長」になっていた (6ページ目)
ヘーレンフェーンvs.ローダJC戦を告知するオフィシャル写真には、チームメイト2人ずつが左右に並ぶ中央に小林が立っていた。クラブの広報は、小林にこういうメールを送ったという。
「祐希がリーダーと思っているから」
小林はこのメールの意味を「チームメイトを食事に誘ったり、ロッカールームや練習での振る舞いも見て、そう受け取ってもらったのだろう」と解釈している。
「今までは『自分がカッコいいプレーをしたい』が9割、残りの1割が『チームメイトのため』でした。でも、今は8割ぐらいが縁の下の力持ち的な動きじゃないですか。それでも、チームメイトが気持ちよくプレーしてくれているとか、勝ち点に貢献できているとか、試合に出続けているとか、監督やチームメイトから信頼してもらっていることも、サッカー選手として必要なことかなと思っています」
ストレッペル監督は「祐希はもっとゴールやアシストにつながるプレーをしたがっているが、今のポジションでは我慢している」と述べている。それを聞いた小林は「わかってくれてたんだ」と言い、チームのためにますます労を惜しまぬ覚悟を固めていた。
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