長谷部誠、奥寺氏に並ぶブンデス234試合。「世渡り上手だったかな」 (4ページ目)
選手としての価値を示すためには試合に出なければならない。それを決めるのは監督の仕事である。そして結局のところ、監督が起用するのは自らの要求を叶えてくれる選手であり、その要求は監督によって変わる。長谷部はそれを10人の監督のもとでやってきた。その自虐的とも言える表現には、彼なりの照れ隠しがうかがえた。
次節、ホームのフライブルク戦にも長谷部は出場し、記録を更新することになるだろう。数字だけを見れば特別な試合となる。ただ、長谷部にとってはこれまでの234試合と同じように全力で取り組み、勝利を目指すという意味では何も変わらない、ただの1試合なのだ。
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