本田圭佑の真意は? ミランの本拠地で浮上した「1月移籍あるぞ」説 (3ページ目)

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari  利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 後半、我々は、前半とは違ったエネルギーを持ってピッチに立った。引き分けになってやっと果敢な戦いのできる試合となった。最後は冷や汗の出る展開だったよ」

 記者のひとりが「前半終了後、選手に何を言ったのか」と尋ねると、モンテッラはこう答えた。

「ロッカールームで言った言葉は神聖なもので、こういった場で公表するものではない。とにかくこの試合でチームはまた何かを学んだはずである。そしてこれは、この先のシーズンを戦っていくために有用なものであると思う」

 さて、日本のミラニスタの皆さんにとって、唯一ガッカリだったのは本田圭佑が今回もまたベンチで終わってしまったことだろう。数日前のコッパイタリア戦でも本田の姿をピッチで見ることはできなかった。今、彼の置かれた状況はとても複雑だ。現時点では彼のプレーする場所はないように思える。モンテッラは彼の信頼する選手たちを使い続け、そして彼らはその期待に十分応えている。

 ミラネッロからは数週間前とは異なる声が届いてきている。本田がこの冬のメルカートが開いている1月31日までの間に移籍するのではないかという噂だ。本田はこれまで一貫して、6月までミランに残ると主張していたのだが、今回の噂が本田自身の真意であるかどうかを、我々は今、確認しているところだ。

3 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る