本田圭佑の真意は? ミランの本拠地で
浮上した「1月移籍あるぞ」説

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari  利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

オフィシャル誌編集長のミラン便り2016~2017(18)

 モンテッラ・ミランのハートは力強く鼓動している。激しく打たれ、殴られ、マットに沈みそうになっても、不死鳥のごとく立ち上がり、ついには試合の流れさえも変えてしまう。まるで鉄のような強さだ。

ベンチでクリスティアン・サパタと話す本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS)ベンチでクリスティアン・サパタと話す本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS) ここ4日間でミランは2回、シニシャ・ミハイロビッチ率いるトリノと対戦した。木曜の夜はサン・シーロでのコッパイタリア。そして月曜の夜はアウェーでのリーグ戦だった。コッパイタリアでは先制されたものの2-1でミランが勝利。リーグ戦は2-2の引き分けだったが、前半終了時点でトリノに2点をリードされていたのを追いついての引き分けだった。

 この試合で引き分けたことでヨーロッパのカップ戦への足取りは少し鈍ったが、ピッチで見せた戦いぶりは、ミラニスタを決して落胆させるものではなかった。ミランはしっかりとしたアイデンティティーのあるプレーをしていたからである。この調子を続けていけば、目標をヨーロッパリーグからチャンピオンズリーグ出場に格上げすることができるかもしれない。

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