ブンデス2部開幕。ドイツ復帰の細貝萌が語る「名門でプレーする喜び」

  • 山口裕平●文 text by Yamaguchi Yuhei photo by Getty Images

 細貝萌がドイツで再スタートを切った。この夏、2部シュツットガルトに移籍した細貝は、開幕節のザンクトパウリ戦に先発フル出場を果たし、2-1の逆転勝利に貢献。チームそして自身にとっても1部復帰を目指す戦いが始まった。

第1節ザンクト・パウリ戦にフル出場した細貝萌(シュツットガルト)第1節ザンクト・パウリ戦にフル出場した細貝萌(シュツットガルト) 昨季トルコ1部ブルサスポルでプレーした細貝は、レンタル期間が終わり所属先のヘルタ・ベルリンへ戻った。練習には参加していたものの、監督の構想に細貝の名前はなく、出場機会を掴むために移籍先を探さなければならなかった。

 ドイツ1部での実績がある細貝には複数のクラブから声がかかった。そこにはシュツットガルトの他、同じく1部復帰を目指すハノーファーや1部のダルムシュタットも含まれていた。

 その中から細貝はシュツットガルトを選んだ。ドイツメディアはアウクスブルクとヘルタ・ベルリンで指導を受けたヨス・ルフカイ監督の存在を挙げたが、細貝は決断の理由をこう明かした。

「このクラブでプレーしたいと思ったのが一番の理由です。給料の面とかを考えれば他のクラブに行った方がよかったというのもあるけど、自分はこの歴史を持ったクラブでプレーしたいと思って、ここに来たというだけです。

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