酒井宏樹が語る日本代表への思い。「欧州のメンタルを持ち帰りたい」 (3ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi赤木真二●撮影 photo by Akagi Shinji

――しかも前回は、本大会の大舞台のピッチに立てなかった。そういう意味でも、今度のロシア大会にかける想いも強いのでは?

「そうですね。やはりW杯は4年に1回しかないですしね。もちろんサッカー選手なので、これから何があるかわからない。パフォーマンスの問題だったり、ケガの問題だったり、その他にもいろんな問題が出てきてW杯に行けないという可能性もありますけど、今回はどうしてもW杯の舞台に立ちたい。それは間違いないです」

――やはり、前回のブラジル大会は少し悔いが残っていますか?

「試合に出てないので悔いも何もないです。ただ、(ザッケローニ)監督のチョイスになれなかったことは、確かに悔いと言えば悔いとなっています」

――現在の日本代表チームですが、監督がハリルホジッチになってから何か変わった部分はありますか?

「攻守の切り替えを含めて、ハードワークの部分が変わったと思います。

 それと、僕たちディフェンス陣で言えば、味方が攻めているときの守備の部分。攻めているときほど相手の近くにいてセカンドボールを意識する、ということを考えるようになりました。攻めているときにすぐにボールを奪い返すことができれば、また続けて攻撃ができる。逆に、そのときに相手にボールを収められてしまうと、一気にカウンターアタックを受けてしまう。

 そういう意味で、攻めているときの守備はすごく大事な部分だと思っていますし、日頃からそこはすごく意識しています。ハリルホジッチ監督からも、よく言われます。相手との距離が広かったときは、もっともっと相手の近くに寄せなさいと」

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