2016.07.05

EUROで輝く「オヤジ選手」たち。衰え知らずでW杯にも登場か?

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi photo by Getty Images

 スペイン戦の後、相手のGKダビド・デ・ヘアは「彼はすべてのGKのアイドルだ」と言い、今大会では控えに回っていたイケル・カシージャスも「僕だけでなく、僕の世代のGKは、誰もが彼を見習ってきた。彼のようになりたいと夢見ていたんだ」と話した。

 その後、ドイツとのベスト8に臨んだが、試合はPK戦の末に世界王者に軍配が上がった。ブッフォンはドイツのふたり目トーマス・ミュラーのキックを止めたが、9人目のヨナス・ヘクターのキックは方向を読みながらも、勝負を決めるボールは脇の下をすり抜けていった。

「涙の理由はそれぞれにある」と試合後に男泣きしたキャプテンは言った。「でも後悔というものは、全力を出し尽くさなかった時にやってくるものだから、それとは違う。偉大な達成まで、あと少しだったのは確かだが」

■ガーボル・キラーイ(ハンガリー/40歳)

トレパンがトレードマークのキラーイ グレーの長ズボンがトレードマークの経験豊富な守護神は、日本のサッカーファンの間では”トレパンGK”の愛称で親しまれている。着用の理由について本 人は、「グレーは自分のラッキーカラー。それに横っ飛びしたときに、足を擦りむくこともないからね」と話している。愛嬌のあるルックスと優れたセービング で人気を博すキラーイは、初戦のオーストリア戦に出場したときに、ローター・マテウス(ドイツ)が保持していた大会最年長出場記録を更新した。以降の3試 合にも出場しており、そのたびに記録を更新している。