守備を評価された岡崎慎司。来季は「その考えを絶対に変えてやる!」 (4ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke  photo by AFLO

 チームは創設133年目にしてリーグ初優勝を飾り、その一員として岡崎も多大な貢献を果たした。しかし本人の言葉には、達成感など微塵もない。すべてはゴールのため──。ハードワークも、献身性も、すべてはゴールのためにある。だから、5ゴールに終わった現状に満足していないのだ。

「(ファンは岡崎にもっとゴールを獲ってほしいと言っているが?)そうです。それが一番正しい。自分をわかってくれている人は、みんなそういう気持ちだと思う。それを期待してくれていると思う。30歳にして、『やっぱり自分はストライカーだな』と気づいたんで」

 悔しさを糧に変えて邁進した今シーズン。今後の方向性がはっきりと見え、さらにプレミアで揉まれたことで成長の伸びしろも感じたことが、一番の収穫ではないだろうか。そして同時に、前に進むために足りないものが、ゴールであることもわかった。

その課題を克服するのは来シーズン。プレミアリーグ2季目の岡崎慎司は、はたしてどんなプレーを見せてくれるか。

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