【EL】名門リバプールは11年ぶりの国際タイトル獲得なるか? (5ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi  photo by AFLO

 リバプールには、「イスタンブールの奇跡(2004-2005シーズンCL制覇)」に象徴されるような不屈の精神がクラブの伝統として宿っており、それはクロップが古巣ドルトムントに逆転勝利した今大会の準々決勝・第2戦でも証明されている。

 一方のセビージャにしても、2006-2007シーズンと2013-2014シーズンのEL優勝はPK戦で掴んだタイトルであり、今季も準々決勝ではアスレティック・ビルバオをPK戦の末に破っている。「粘り」「勝利に対する執着心」という点では、リバプールに決して引けをとらないすごみがある。

 果たして、バーゼルで歓喜するのはどちらになるのか――。いつになくキックオフ前から胸躍る、楽しみなEL決勝戦である。

●海外サッカー記事一覧>


5 / 5

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る