2016.05.07

川島永嗣、再び新チーム探しへ。「リスクを冒してでも欧州でやる」

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by AFLO

川島永嗣インタビュー(後編)

前編を読む>>

川島永嗣が所属するダンディ・ユナイテッド。5月2日、2部降格が決まった 14~15シーズン末にスタンダール・リエージュを退団した川島永嗣は、新シーズンが始まっても行き先は決まらなかった。川島は保有権を持つチームのない、いわゆるフリートランスファーの状態だった。次の獲得先は前所属チームに移籍金を払う必要がない。一見すると移籍に有利なようにも考えられるが、「いつでも獲得できる」状態の選手は移籍市場では後回しになる。それも話がなかなかまとまらなかった一因だったのではないかと、川島は分析している。

 市場が閉じても、野のものとも山のものともつかない話が浮かんでは消えた。 信じがたいような経験をいくつもした。

「『答えを16時までに出してくれ』と言われて、しょうがないな、これが自分に与えられた選択肢だから自分の新しいチャレンジなんだなと思って決めて、16時に電話しようと思っていたら、別のもっといい話が15時に来たり、とか。そうすると、新しい方に賭けないわけにはいかないじゃないですか」

 だがその話も後日、立ち消えになるという、笑うしかない展開が待っていた。