フランクフルト長谷部誠が3連勝で降格圏脱出。香川相手に見せた執念

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

香川真司(ドルトムント)とマッチアップする長谷部誠(フランクフルト)香川真司(ドルトムント)とマッチアップする長谷部誠(フランクフルト) ブンデスリーガ第33節。欧州中の関心がプレミアリーグのレスターに注がれる中、バイエルン・ミュンヘンがインゴルシュタットを2-1で破り優勝を決めた。前節でボルシアMGに引き分け、チャンピオンズリーグではアトレティコ・マドリードに敗れて決勝進出を逃した。シーズン終盤になって冴えない姿を見せていたバイエルンだったが、連敗さえしなければリーグ優勝が決まる状況だった。前節ホームでの優勝決定を逃しており、アウェーでの優勝はいまひとつ盛り上がりに欠けるものとなった感は否めない。

 ドルトムントはこれで2位が確定した。もっとも、数字上は優勝の可能性が残っていたとはいえ、現実のものとして捉えてはいる者はいなかったようで、落ち込む様子はなかった。

 一方、残留争い(17位、18位は自動的に2部降格、16位は入れ替え戦に回る)は熾烈を極めている。最下位ハノーファーは早々に降格が決まったが、第32節終了時点で11位ハンブルガーの勝ち点が38、17位シュツットガルトは33と、7チームに降格の可能性があった。

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