手倉森ジャパンがリオ五輪で戦う世界の「すごいU−23」たち (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi  photo by AFLO

 その他、アルゼンチンには南米予選でゴールを量産したFWジョバンニ・シメオネ(20歳/アトレティコ・マドリ--ドのディエゴ・シメオネ監督の長男)という強力な得点源も存在するため、攻撃陣に関してはオーバーエイジに頼る必要はないだろう。

 一方、ヨーロッパ勢のなかで金メダル候補として挙げられる、ドイツとポルトガルにもタレントは多い。

 ドイツはこの年代にも多くのタレントを揃え、そのメンバーのほとんどはブンデスリーガで活躍している選手たちで構成されている。ドルトムントのDFマティアス・ギンター(22歳)、シャルケ04のMFヨハネス・ガイス(22歳)とMFマックス・マイヤー(20歳)、マインツのMFユヌス・マリ(23歳)などが挙げられるが、すでに国外に飛び出して活躍するGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(23歳/バルセロナ)とMFエムレ・カン(22歳/リバプール)は、特に押さえておきたい逸材だ。

 2014年にバルセロナに移籍したテア・シュテーゲンは、初年度からチャンピオンズリーグとスペイン国王杯で守護神として活躍し、タイトル獲得に貢献。すでにワールドクラスのGKであることは実証済みで、ドイツ代表デビューも飾っている。

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