2015.12.21

リバープレートを圧倒。理想の王者バルサから何を学べるか

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki 藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato

 前回の南米の王者対バルセロナは4年前にさかのぼる。2011年のクラブ杯決勝でバルサと対戦したのはサントスで、スコアは4-0だった。リバープレートとの決勝戦を前にした時、どうしても思い出される出来事になる。もしリバープレートの力がサントスと同レベルなら、スコアもそれくらい開くと考えられる。

 だが、4年前のサントス戦は6-0でもおかしくない一方的な試合だった。バルサには決定的なチャンスが山ほどあった。ボール支配率は実に71対29。サントスはネイマールを擁していたにもかかわらず。

 そのような結果を招いた原因は、ラマーリョ監督率いるサントスが従来のやり方ではなく守備的なサッカーで臨んだことと密接な関係がある。布陣は4-3-2-1。バルサが前に出てくるその背後をカウンターで突こうとする作戦だったと思われるが、実際それはまったくの空振りに終わった。

メッシ、ネイマールも先発に復帰したこの日のバルセロナ 引いて、守りを固めて、カウンター。だが、実際は、引いたけれど、守りは固まらず、カウンターもほとんど仕掛けられなかった。引いてしまったことで、バルサに圧倒的な支配を許したからだ。サントスはボールを奪う位置が低く、同時にバルサのプレスが厳しかったため、マイボールに転じても、なかなか前進することができなかった。