ドルトムント香川真司、年内最終戦を番狂わせで失った「疲れ」 (3ページ目)
明らかにがっくりしている香川だが、トゥヘル監督はそうでもなかった。記者会見では落ち着いた様子で、時折り笑みさえ浮かべていた。「私にとってさほど受け入れがたいものではない。見ての通り、我々はメンタル面とフィジカル面で疲れていた」と、まるで他人事のように話していた。
ドイツ杯でも早々に敗れているケルンと比べてドルトムントに疲労があるのは当然。それでも戦えるのが上位陣の力のはずだ。指揮官が「疲労」を敗因にあげたことで、交代で使える選手の少なさ、層の薄さがあらためて浮き彫りになった。それ以上に、一様に肩を落とす選手たちと指揮官の間に温度差のようなものを感じた。
後半戦、ドルトムントはどう戦うのか。チャンピオンズリーグ圏内でのリーグ戦フィニッシュはマスト。さらにヨーロッパリーグとドイツ杯の２冠を狙おうとするなら、補強も必要になってくる。ウインターブレイクも決して安穏としてはいられない。
3 / 3
