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試合不出場でもミランサポーターの槍玉に挙げられる本田圭佑 (2ページ目)

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari  利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 我々は必死に戦っている。それなのに勝利に値するプレーを、ミスジャッジのせいで引き分けにされてしまった。私だって馬鹿ではない。審判を批判しないほうがいいのはよくわかっている。しかしまるでからかわれているようなジャッジをされたら、私も黙ってはいない」

 そしてミハイロビッチは最後にもう一度こう強調した。

「こうしたジャッジを私は受け入れられない。多くの試合で我々は不利な判定を受けている。このままでは済まされない。本当に済まされない」

 試合後のインタビューの中で、今のミランの雰囲気を一番うまく表していたのは、1カ月ぶりにケガから復帰してプレーしたベルトラッチだ。

「チームを取り巻く空気はよくない。選手もそれを感じている。こうした流れを僕たちは変える必要がある。サポーターも不満だろうが、それは僕ら選手だって同じことだ。またメディアがそれを煽っているため、練習に集中することもできない。もしミステル(監督)が落ち着いて仕事ができなければ、選手なんかはなおさらだ。これまでの数年の不調から今の状況はきているわけだが、もし本気でこのスランプから抜け出したいなら、皆が同じ気持ちの強さで頑張らなくてはダメだ」

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