ハリルホジッチも熱望?宇佐美貴史がマルセイユにチャレンジする価値
ハリルホジッチ監督率いる日本代表が、2018年ワールドカップに向けたアジア地区第2次予選のカンボジア戦(アウェー)を迎えようとしていたとき、そのニュースは流れた。
宇佐美貴史はふたたび欧州に挑戦するのか「フランスの名門マルセイユが宇佐美貴史に正式オファー」
マルセイユのクラブ関係者が明かしたとして報じられたそのニュースは、それ以外に宇佐美獲得を模索しているというドイツの複数クラブの名前とともに、フランス国内でも2次情報として数行のニュースで報じられた。
宇佐美といえば、2011年7月に買い取りオプション付きの1年レンタルで、ドイツの名門バイエルンに移籍。19歳という若さで世界的クラブに加入したものの、厚すぎる選手層にもがき苦しみ、ほとんど出場機会を得られないまま契約を終了したという苦い経験がある。さらにその翌シーズンも、ホッフェンハイムと同様の契約でレンタル移籍を果たしながら力を発揮できず、2013年6月にふたたびガンバ大阪に復帰した。
まだ若かったと言えばそれまでだが、しかしその後の宇佐美がドイツでの経験を生かし、日本国内でさらなる成長を遂げたことは間違いない。実際、ハリルホジッチ体制になってからの宇佐美は全試合に出場する唯一の選手となり、その指揮官の寵愛ぶりは誰もが認めるところである。
今、ワールドカップのロシア大会に向けてもっとも期待をかけられている23歳の宇佐美にとって、自身3度目の海外挑戦は日本の将来を担う選手へと成長するために、避けては通れない道。そういう点で、マルセイユはうってつけの移籍先といえる。
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