ニュースてんこ盛りのミラン。本田圭佑は練習で先頭を切った (2ページ目)

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari  利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 しかも2014年1月の最初の対戦では、ミランは敗戦後、指揮官アッレグリを更迭しているし、今年1月にホームのサン・シーロで負けてからは、ミランは長いスランプに陥っている。サッスオーロは良いチームでどの対戦相手にとっても手強いが、特にミランにとっては鬼門のチームだったのだ。それを破ることができたというのは、ミランにとっては良い兆候ではないだろうか?

ニュースその3

 先週1週間、イタリアではずっとミハイロビッチの進退問題が世間を騒がしていた。この試合に勝たなければ、ミハイロビッチのミランでの明日はないと様々なメディアが報道した。しかしミハイロビッチはサッカーというものを熟知しているし、選手たちのテンションをどのようにキープしたらいいかもよくわかっている監督だ。そう簡単にはギブアップしない。

 新たな打開策のひとつとして、先週のトリノ戦から4-3-3のシステムを採用、CFバッカの両脇にボナベントゥーラとチェルチを配した。しかしこのサッスオーロ戦では、どうしても追加点を得たいという思いから、途中で4-4-2に移行。これが当たってミランは勝ち越しのゴールを決めた。つまりミハイロビッチの采配の勝利だったわけである。

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