ドイツ杯大勝、香川真司のゴールでドルトムントが得る「大きな収穫」
ドイツ杯はホーム&アウェーではなく、一発勝負のノックアウト方式で行なわれるため、開催地がどちらになるかは結果を大きく左右する。ドルトムントが2部のパーダーボルンをホームに迎えたドイツ杯2回戦は、7-1でドルトムントが大勝した。
ドイツ杯パーダーボルン戦でゴールを決めた香川真司 昨季、1シーズンだけ1部でプレーしたパーダーボルンとの対戦は、ドルトムントの1勝1分。絶不調で迎えたアウェーでの最初の対戦では、2-0とリードしながら追いつかれるという悪夢のような展開だった。今回は、そんな苦い記憶も払拭できたであろう快勝だ。
ドルトムントの公式サイトは、内容的にも大勝だったことをタイトルで派手に謳っている。「シュート数は22対7、ボール支配率63%、ツヴァイカンプフ(1対1)の勝率56%、パス成功率88%」と数字を列挙し、公式戦で6点差以上の勝利は09年のビーレフェルト戦以来と喜んでいる。トゥヘル監督は「2部のチームを相手に7万人を超えるファンがつめかけるなんて......」と、若干、上から目線のコメントを残した。
ちなみにパーダーボルンの監督はシュテファン・エフェンベルク。バイエルンやドイツ代表での輝かしい実績と、ピッチ内外での破天荒な行動で名を馳せた選手だった。憎めない悪ガキとでも言うべきか。そんな彼が指揮する姿を一目見たかったファンも多かったはずだ。
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