CLでバルセロナ完璧な勝利。自信深めるルイス・エンリケ
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦。アウェーのバルセロナはPSGに3-1で完勝した。同じ時間に行なわれたもうひとつのカード、ポルト対バイエルンも3-1だったが、アウェーゴール1をあげたバイエルンはまだあきらめるのは早い。一方、PSGが第2戦でアウェーゴールを3点奪ってひっくり返すのはなかなか難しいだろう。
先制ゴールをあげたバルセロナのネイマール(右)とメッシ 試合前からバルサ有利ではあった。バルサはSBダニエウ・アウベスを出場停止で欠く他はメンバー的にはベストな状態。直前のリーガではセビージャに引き分けたが、レアル・マドリードを抑えて首位に立っている。
一方のPSGはエースのイブラヒモビッチとMFベラッティが出場停止。守備の要ダビド・ルイス、チアゴ・モッタは負傷のため欠場が濃厚とされた。選手層が薄く少数精鋭で戦うPSGにとって、主力4人の欠場は取り返しのつかないほどの痛手だった。
試合は立ち上がりからバルセロナが主導権を握った。ボールポゼッションは90分を終えて62%対38%。見た目にはバルセロナがピッチの全域を支配しており、バランスを保ちながら、機を見るやメッシ、スアレス、ネイマールの3トップが超高速で走り出す。先制点は18分。中央をメッシがドリブルで切り裂き、左でパスを受けたネイマールがスマートに決めた。どの局面でもバルセロナの人数が勝っており、11対11のゲームではないかのように見えた。
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