練習場の雰囲気は良好。本田圭佑復帰はウディネーゼ戦?
オフィシャル誌編集長のミラン便り2014~2015(27)
悔いの残る試合――1-1で引き分けた日曜夜(4月12日)の試合をひと言で言い表すなら、この言葉が一番ふさわしいかもしれない。ミランの調子が上がってきていることを、はっきりと感じられる内容だったが、時にふっと気が抜けてしまうことがあった。そしてこの日の相手はサンプドリア。ラツィオと共に今、最も波に乗っているチームであり、今シーズンのサプライズでもある。彼らはミランの足が止まった時を決して見逃しはしなかった。
前半のミランは闘志あるプレイを見せ、インザーギもそれには満足なようだった。しかし後半になって2、3の不注意から失点をする。カメルーン人ストライカー、サミュエル・エトーの天才的なアシストからMFソリアーノにゴールを奪われたのだ。
実はこの試合の前、ミランのGMアドリアーノ・ガッリアーニはまさにこのエトーについて語っていた。彼が言うには昨年の夏、ミランはエトー獲得を画策。エトーはロッソネロのユニホームを切るまであと1ミリのところだったという。彼の素晴らしいパフォーマンスを目にしたあと、ミランがエトーを獲得できなかったことを嘆いたミラニスタも多かったろう。
ミラネッロでファンに手を振る本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS) さて毎回このコラムで述べているように、今ミラネッロでは監督から選手まで全員が一丸となって、ラストスパートをかけるべく日々頑張っている。
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