注目はミランの将来へ。アジアの投資家たちと本田圭佑 (3ページ目)
ミスター・リーのライバルとされているのがミスタ・ビーことビー・テチャウボン氏。こちらはタイ人の金融ブローカーであり、ファミリーは大規模な不動産開発のカントリー・グループ・ディベロップメントを経営している。
つまり今、ミランを巡ってアジアンダービーが繰り広げられているわけだ。そしてどちらもミランに大きな投資をして、ミランをまた世界トップレベルに戻したいと考えているようだ。
ただこうした様々な噂はミラニスタの神経を苛立たせている。いったい自分たちのチームが今後どうなるのか。その先行きが不透明だからだ。ミランはまだ公式にはベルルスコーニ・ファミリーのものだが、アジアの投資家たちの興味も本気であり、今また3人目の候補者が中国から名乗りを上げようとしている。とにかく少なくとも数週間後には全てが明確になるだろう。
今後もし本当にアジアの資本がミランに入ってくるのなら、新たな時代を迎えるミランのシンボルとなる選手は本田圭佑だろう。彼はアジア全域にその名を知られており、アジアを代表する選手だからだ。
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