2014.05.24

CL決勝。レアルとアトレティコ、それぞれの不安材料とは?

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki photo by Getty Images

 現地時間5月24日の夜(日本時間25日早朝)、ヨーロッパのシーズンを締め括るUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝が、ポルトガルの首都リスボンで行なわれる。

 晴れの舞台に駒を進めたのは、いずれもスペインの首都マドリードに本拠を置く、レアル・マドリードとアトレティコ・マドリード。同都市をホームとするクラブ同士が決勝で対戦するのは、CL史上初めてのことだ。

 試合前の下馬評では、レアルの優位は動かしようがない。レアル監督のカルロ・アンチェロッティは「私はこのタイトルを4度(ミラン時代に監督、選手としてそれぞれ2度ずつ)手にし、決勝を戦うのは7度目になる」と余裕たっぷりに口を開く。

練習でロナウドと話し込むレアルのアンチェロッティ監督「レアルにとってこのタイトルがどれほど重要であるか、誰もが知っている。私の仕事は勝利の手助けができるよう、ベストを尽くすことだけだ」

 とはいえ、今季、アトレティコの試合巧者ぶりには目を見張るものがある。先週末に行なわれたリーガ・エスパニョーラ最終節でも、優勝がかかった一戦で、ホームのバルセロナに先制を許しながら、コーナーキックからのゴールで同点に追いつき、そのまま引き分けに持ち込んで18季ぶり優勝を果たしている。

 アトレティコ監督のディエゴ・シメオネは「我々はリーガで特別な成功を成し遂げたばかりだが、こうしてまた特別な舞台に立つことができる」と腕をぶす。リーガ制覇の自信を携えて、熱血でならすアルゼンチン人監督が語る。

「大一番を迎えて責任は感じている。周りはいろいろと言うだろうが、外の雑音は無視して試合だけに集中したい」