【ドイツ】内田篤人、復帰戦で2アシスト。「試合前に要求された」 (3ページ目)
ドルトムントを相手に前半に2点を先行したのだから、当然、後半は猛攻を食らうことになる。ドルトムントはハーフタイムにロイスとシャヒンの2枚を同時に投入。一気に攻勢に出た。内田が制圧していた右サイドにはゲッツェを配し、時にはロイスも流れてきて攻撃することで、内田とファルファンの攻撃力を封じようとしてきたのだ。
「前半はこっちから攻撃ができていたので、たぶんこっちに攻め込むことで、(自分を)行かせないようにするのかな、と予想していた。『違う選手が出てきたらヘルプを頼むね』とボランチとセンターバックに言っていた」
内田の好調ぶりは、2アシストの前半だけでなく、この後半でもうかがえた。意図的に内田のサイドを攻めてきたゲッツェらを見事に封じた。負傷あけとは思えないほど、ボディコンタクトも厭(いと)わずプレイ。センターバックとのコンビネーションも良く、猛攻をレバンドフスキの1点だけに抑えた。
「まあ、良い結果が出たから良いけど」と、内田は試合を振り返るが、今後については楽観視していない。「これから中2、3日で試合が続いたときにどうなるかだから」
この日の勝利でシャルケは3連勝。順位も暫定4位にまで上げた。このまま中2日で行なわれるチャンピオンズリーグのガラタサライ戦、そして終盤のリーグ戦へと、勢いに乗っていきたいところだ。
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