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【ドイツ】ニュルンベルク久々の勝利。胸を撫で下ろした清武弘嗣

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • 木場健蔵●写真 photo by Koba Kenzo

ボルシアMG戦に先発フル出場、久々の勝利を喜ぶ清武弘嗣ボルシアMG戦に先発フル出場、久々の勝利を喜ぶ清武弘嗣 ニュルンベルクが4試合ぶり、今年に入って初めての勝利をあげた。しかも上位ボルシアMG相手の勝利とあって、試合後はスタンドを含めて大騒ぎになった。

 清武弘嗣は「前回対戦したときには2-0から追いつかれているから、そうならなくて良かった」と、ほっと胸を撫で下ろした。先週チームに合流したばかりの金崎夢生は、ベンチ入りしたものの出場機会はなかった。試合前の話題は、中盤のレギュラー選手、ゲブハルトが欠場、その影響があるのかどうかだった。

 立ち上がりからチャンスを掴んだのはニュルンベルク。この日は珍しいくらいに前線からプレッシャーをかけ、そのままショートカウンター攻撃をしかけた。積極的に動き回り、相手に主導権を渡さなかった。

 先制点も3分と早かった。清武が蹴ったCKから、ドリブルでペナルティエリアに侵入したフランツが倒されPKを得る。これをシモンスが落ち着いて決めた。

 だが、ボルシアMGはその直後の8分、アランゴからのパスを受けたヘアマンが中央で自ら持ち込みGKをかわしてシュート。最終的にクリアしたのは清武だった。

「(相手左サイドのアランゴは)自分のマークだったので。危険なシーンだった」と、珍しく最終ラインのうしろまで下がってプレイした理由を明かした。アランゴは技術が高く、巧みにボールを操りヘアマンやデヨングにパスを供給する好選手。清武は四苦八苦しながらも抑えていた。

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